nouveauはNVIDIAのVGA用の非公式ディスプレイドライバで、2.6.33からはカーネルにマージされているらしい。
デュアルモニタの設定でやることは nouveauの導入 と xorg.confの設定 だけ。
検索してもあまり日本語のサイトがヒットしなかったので、メモついでに記事にしときます。
nouveauの導入
お使いのディストリビューションに依る部分です。
fedora は 13 以降、debian は testing 以降であればメインリポジトリにあるようです。
ちなみに debian testing の netinst したら最初から適用されていました。
検索してもなければ、仕方がないのでソースからコンパイルしましょう。
ただ、ソースからコンパイルするくらいなら、NVIDIA公式のドライバを使ってもいいかも...。
xorg.confの設定
1枚のグラフィックカードでデュアル出力した場合の設定例です。
以下、xorg.confの設定全文。
/etc/X11/xorg.conf:
Section "ServerLayout"
identifier "Layout"
screen 0 "screen0" 0 0
Endsection
Section "Monitor"
Identifier "Monitor0"
Option "PreferredMode" "1920x1080"
Option "Primary" "True"
EndSection
Section "Monitor"
Identifier "Monitor1"
Option "PreferredMode" "1920x1080"
Option "RightOf" "Monitor0"
Option "Primary" "False"
EndSection
Section "Device"
Identifier "Device0"
Driver "nouveau"
Option "monitor-DVI-D-1" "Monitor0"
Option "monitor-VGA-1" "Monitor1"
EndSection
Section "Screen"
Identifier "screen0"
Device "Device0"
Monitor "Monitor0"
DefaultDepth 24
SubSection "Display"
Depth 24
Modes "1920x1080"
EndSubSection
EndSection
解像度はMonitor0、Monitor1共に1920x1080としています。
"monitor-DVI-D-1"、"monitor-VGA-1"のあたりがポイントで、出力したいデバイスにMonitorセクションの設定を割り当てます。
デバイスの定義名はxrandr -q の出力を参考に。
$ xrandr -q | grep "connected"
DVI-D-1 connected 1920x1080+0+0 (normal left inverted right x axis y axis) 531mm x 299mm
VGA-1 connected 1920x1080+1920+0 (normal left inverted right x axis y axis) 476mm x 268mm
以上で設定はおしまい。
comments powered by Disqus